pure love

次の日――…


私は渉くんが来るまでの間も勉強をしていた。


最近、自分でも、かなり自分を追い込んでる気がする。


繭花や若菜にも


「もっと息抜きしたら?」


なんてよく言われる。


でも、私の成績じゃ頑張らなきゃいけない。


渉くんに教えてもらっているのに、落ちたら申し訳ない。


だから、私は必死だった。


ブー ブブー……


携帯を見ると


『今から行く』


と、渉くんからメールが。


私は渉くんに返事を返し、昨日に選んでおいた服に着替えた。