クリスマスイブ――…


相変わらず、図書館で勉強している私達。


でも私は、クリスマスプレゼントを持ってきていた。


どこかに行く事は出来ないだろうけど、プレゼントだけでも渡そうって思っていたんだ。


そして、帰り道。


いつもの公園で私達は話をしていた。


「はい。クリスマスプレゼント」


私はプレゼントの包みを渡す。


「えっ?ありがとう」


渉くんは嬉しそうな表情でラッピングを開ける。


何をあげたらいいのか、わからなかったから、そんなに香のきつくない香水にしてみた。