「胡桃、泣きそうになってるよ?大丈夫?」


繭花が心配そうに私を見ている。


「えっ?そんな事……」


“ない”と言おうと思ったけど


「……どうしよう。どうしたらいいのか、わからないの」


素直に話す事にした。


「今からお昼だし、お弁当食べながら聞くよ?胡桃が話せるなら」


若菜も私の背中を撫でながら心配そうに見ていた。