pure love

「じゃ、俺達、帰るわな」


そう言って、陸くんは若菜と教室を出る。


「ごめんな、遅くなって」

「ううん、帰ろうか」


そう言いながら、席を立とうとすると


「今、帰ると陸達と一緒になるから、もう少しゆっくりしてから帰ろう」


そう言うと、渉くんは私の前の席に座る。


「もう冷たくないけど……。はい、これ」


私は席に座り、渉くんにコーヒーを渡す。


渉くんを待っている間に飲もうと、私はいちごミルクを買いに行った。


その時、一緒に渉くんのコーヒーも買っていたんだ。