pure love

バタンッ――


私と若菜以外は、ベットや椅子に座ったりする。


私達は気まずくて、なんとなく立っていた。


「別に怒ってないから、こっちおいで?」


陸くんは優しくそう言ったので、若菜は陸くんの隣に座る。


でも、私はみんなのもとへは行けなかった。


だって、さっき渉くん。


すごく怒っていたから……


私の腕を引っ張る力もいつもより強かった。


「胡桃ちゃんもこっちにおいで?」


陸くんは優しくそう言ってくれるけど。


私は首を振ってそのまま立っていた。


見かねた繭花が私をベッドまで引っ張り、自分の隣に座らせる。