pure love

一眠りをした私。


目が覚めると、そこに渉くんの姿はなかった。


渉くん、帰ったんだ。


そりゃ、そうだよね。


私、熱を出して寝ていたのだから。


喉が渇いた私は、何か飲み物を買いに行こうと、ベッドから降りる。


……あれ?


その時、机の上に置いてある小さな箱が視界に入る。


私は机に近付き、小さな箱と一緒に置いてあったメモを見る。