pure love

「……はぁ。渉、バカだよな。渉の計画のせいで春川、不安になって熱出して……」


ため息を吐きながら橘くんは独り言かのように言う。


私は熱でボーッとしているせいもあって、正直、まだ把握出来ていない。


「……渉くん、私の誕生日知ってるの?」

「はぁ!?当たり前だろ。例え知らなくても、一昨日に春川の誕生日会をやってるんだから、誰でもわかるだろ……」


橘くんは、“何を言っているんだ、コイツ”という目で私を見る。


「えっ、でも……。昨日、何も」


「だーかーらぁ!春川の事、驚かせたかったからだろ!お前、大丈夫か?」


橘くんはそう言いながら、呆れて私を見る。