pure love

昨日の夜、悩みに悩んで決めた服を着て、待ち合わせ場所に向かう。


私は待ち合わせ時間の5分前には着いたのだけど。


そこにはもう、渉くんがベンチに座って待っていた。


「ごめん、お待たせ」

「いや、俺が早く着き過ぎただけだから。じゃぁ、行こうか」


渉くんは、そう言いながら立つと、私の手を取り歩き出す。


たわいのない話をしながら歩いているのだけど……


私は、私の誕生日を知っているのかが、気になって仕方がない。


「昨日楽しかったね!」


そんな私は、昨日の話題に触れてみる事に。