「何これ?」
驚いて思わず叫ぶと、途端、朱莉ちゃんは目を見開いて私を見る。
「何って……
キスマーク」
私にだけ聞こえるような小声で教えてくれた。
冬以だ。
あの時の痛みは、これを私に付けるためだった?
信じられない、あいつ本当に最低。
どうしよう、これ、どのくらいで消えるのかな。
消えるまで、田所とエッチできない。
どうしよう、どうしよう。
「ほのかちゃん、大丈夫?」
私の動揺ぶりが尋常でなかったのか、朱莉ちゃんが心配そうに顔を覗き込んできた。
大丈夫じゃない、大丈夫な訳がない。
どうしよう。



