「ねぇ、俺のものになってよ」
艶やかな、凄く色気のある表情で冬以は言った。
一瞬だけ……
本当に一瞬だけ、キレイ――と、また思ってしまった。
「あいつのセックス、ガキみたいだろ?」
「何言ってんの?」
冬以が一歩、一歩と踏み出して距離を詰めようとする。
その度に私も一歩ずつ後ずさった。
「あいつしか知らないからわかんないか」
言って冬以は、その顔に嘲笑を浮かべると、続けた。
「俺は、巧いよ。
何度でもイカしてやる。
お前がまだ知らない最高の快楽を、俺が教えてやるよ」
本当に訳が分からない。
この人は、一体何を言っているのか。
わからない、怖い、気持ち悪い。



