わたしとあなたのありのまま ‥2‥



「どうして……番号」

 精いっぱい紡ぎ出した言葉。
 身体が冷えていくように感じる。
 先日のあの、酷く不快なやりとりが頭の中に蘇る。


『あんたの友達の彼氏と、俺が友達』

 何でもないことのように答えた。

「そんな……勝手に、酷い」

『こないだ知り合ったんだけど、メアド交換するの忘れてさぁ。
 お前、知らない?』

 言っていることがさっぱりわからない。
 まるで異国語のように感じる。
 眩暈が酷くなった。

『みたいな』

 なんなの? なんなのこの人?
 気持ち悪い。

 身体がフワフワして倒れそうになり、立ち止まって廊下の壁に寄り掛かった。