自己中で我儘でバカで愚かな私の、見っともない悪足掻き。
笑われたって構わない。
黙ったままの田所が、困ったように苦笑している。
どうしようかと悩んだ挙句、冗談ぽく笑って流そうと思った。
「でも、他に好きな人ができたら、迷わずそっち行くからね。
どうぞご心配なく!」
「バカか。
お前なんか誰も心配してねぇわ」
言って田所はフワッと笑った。
やっぱり……
田所は本当に綺麗な顔をしている。
長い睫が影を落とし、それすらもゾクゾクするほど妖艶で魅惑的で。
思わず、
ジッと見入ってしまった。
と、目の前の駐車場に一台の車が入って来て、そのヘッドライトの光が私たち二人を照らした。
田所がピカッと光ったように見え、眩しくて思わず目を細める。



