けれども、妙に長かった。 何分も経過したように感じた。 ようやく微かに距離をとった田所に、 「長いよ。 窒息するかと思ったし」 そんな文句が口を衝いて出た。 けれど田所は、 「悪い。 性欲と戦ってた」 と、照れ臭そうに笑う。 そんな風に素直に謝られたら、調子狂うじゃない。 「いいのに。 戦わなくて……」 お尻を浮かせて立て膝になり、両手を田所の両肩にそっと置いた。 そうして見下ろせば、見上げ返す田所は、不思議そうに微かに首を傾けた。 構わず今度は私から唇を重ねた。