きっと、結果など聞かなくても、綾子はわかっている。 ゆきさんが亡くなってからの私と田所の関係は、とても脆くて、危うくて、不安定だった。 それは、周りの人たちの目には多分、はっきりと映っていたはず。 私たち当の本人よりも、ずっと明瞭に。 愛しすぎたのが、いけなかったのかもしれない。 愛されすぎたのが、いけなかったのかもしれない。 それは、嬉しいことでもあり、悲しいことでもあって。 私たちは、いつだって全力投球で、そして―― どうしようもないぐらい不器用だった。