ほんの少し前を向けたことで、心が軽くなったのかもしれない。 いつかまた―― 真っ直ぐ前を向いて、胸を張って歩ける日が来るといいな。 心からそう思う。 そう思えるようになったのは、やっぱり、綾子や照哉くんたちのお陰で。 だから、もう少しだけ、頼ってもいいよね? 照哉くんは、明日の放課後にまた連絡する、と言って、目を細めて笑った。