「え? あっ……ん?
綾子にもそれ言われたけど。
自分ではわからない。
今度体重計のってみる」
思わず動揺してしまった私を見て、田所は不思議そうな顔をした。
そして、困ったような笑みを浮かべる。
また、
胸がキュッとなった。
どうしよう。
なんだか嫌な予感がする。
「今度の土曜日、どっか行く?」
また唐突に田所がそんなことを言いだした。
「え? だって、田所……
今月一杯はお兄さんの仕事の手伝いで無理って」
田所のお兄さんは、車の板金塗装屋さんで。
土日、田所はお兄さんの仕事を手伝っている。
それでお小遣いを貰っているのだと言っていた。
そして今、車検の依頼が沢山重なっていて、とても忙しいと。
だから来月ぐらいまで、土日は夜しか会えないのだと。
そう言っていたのに、どうして急に……



