「今も……
同じ気持ちだし」
今日の田所はなんだかとても素直だから、真っ直ぐだから。
気持ち悪いぐらいに。
だから、私も背筋がゾワゾワするほどの気持ち悪いセリフ、吐いたっていいよね?
「大好きだよ、田所」
繋いだ手に更に力を込めて、隣の田所を見上げた。
田所は横目で私を流し見て、
「いちいち言うな、バカ。
そんなもんわかってんだよ」
冷ややかにそう言ってから、また視線を前方へ戻し、その横顔にフッと一瞬だけ笑みを浮かべた。
見逃さなくて良かった。
この時、自分でも驚くほど強く、そう思った。
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