田所は、他人が傷つくと、自分はそれ以上に傷ついて。
だから、自分が悪者になってでも、それを阻止しようとする。
そんな田所が私は大好きで。
でも田所は、ゆきさんのことが好きだった。
そんな時、山田に告白された。
男は顔で女を幸せにするわけじゃない、と言う山田に、私、泣きながら言ったんだっけ。
『田所の、
田所の顔だけが好きだったら……
きっとこんなにも苦しくなかった。
近付き過ぎた。
近付いたらいけなかった。
遠くから見てるだけにすれば良かった』
今思い出しても、ちょっと笑える。
告白された直後に、よくもまぁあんなこと……
それを田所に伝える山田も山田だけれど。



