わたしとあなたのありのまま ‥2‥



「うん、私のは本当にどうでも良いことなんだけど」

 そこまで言って少し言葉を詰まらせると、「お前の話なんか、いっつもだろ?」といつもの意地悪を言って笑った。

「なんでよ?
 じゃ言わない、もういいよ」

 わざと膨れて見せれば、「何それ? 気になんだろ?」と田所もわざとふて腐れて言う。


「あのさ、クラスの子が田所のこと、ヤバいぐらいカッコいいって」

「ふうん」

 案の定どうでも良さそうな返事。

「それだけ?
 嬉しくないの?」

 突っかかるつもりなんか毛頭なかった。
 ただ、純粋に不思議に思ったから聞いただけ。

 けれども、田所の顔にフッと影が差した。

「別に」

 田所は、格好良いと言われるのが嫌なのかな。
 私は……私だったら……

「私だったら、田所の友達が私のこと可愛いって言ってくれたら嬉しいけど」

 そう言うと、何故か田所は更に気分を害したように眉根をほんの少し寄せた。

 どうしてよ?