わたしとあなたのありのまま ‥2‥



「……けて。
 助けて、綾子。
 どうしたらいんだろ?
 私なんかに、何が、でき……」

 私の頭が、綾子の腕に包まれた。
 とても力強くて、温かなそれに、私もしがみついて泣きじゃくった。

「ねぇ、ほのか。
 全部話して。
 一緒に考えようよ。
 照くんに知られたくないなら、私、絶対に言わないから。
 だから、何があったのか教えて」


 全部吐き出してしまえば、楽になれるだろうか。
 二人で考えたら、答えが見つかるだろうか。

 わからない、わからないよ。


 言葉が出てこなくて。
 泣くことしかできなくて。


 結局私は――

 綾子が差し伸べてくれた手を、
 素直に掴むことができなかった。