「ほのかちゃん、なんであんな悠斗を庇うんだよ?
あいつ、あんな酷い扱い……」
照哉くんが途方に暮れたような顔で呟いた。
「酷い扱いなんかされてない。
私は田所のことが好きだから、田所が望むなら何だってしたい。
今の田所は、私に拒絶されたら……
田所が傷ついちゃう、駄目だよ、そんなの。
田所は弱いんだから。
私が守らなきゃ」
照哉くんは、私の両肩をガシ、と力強く掴むと、自分から引き離した。
そうして真っ直ぐに私を見詰める。
「ほのかちゃん。
今の悠斗、すっげぇ荒れてて……
ほのかちゃんの言うとおり、もの凄く弱ってんだと思う。
けど、
けどそんな上辺だけの優しさじゃ――
――悠斗の心は救えない」



