わたしとあなたのありのまま ‥2‥



 その場に、そのままの体勢で固まったまま、呆然としていた。
 そうしたら、照哉くんの足が私の視界を塞いで。

 照哉くんは、私の目の前に片膝を落としてしゃがむと、

「大丈夫?」

 と心配そうに聞く。


「どうして……」

 無意識に、言葉がこぼれ出た。

 膝の山を崩して上体も起こし、立膝になって照哉くんの胸に掴みかかった。
 バランスを失って、今度は照哉くんの身体が後方に傾いた。
 素早く、膝を立てている側の腕を、床に突き立て照哉くんは転倒を免れた。

「酷いよ、あんな言い方。
 照哉くんは田所の友達でしょ?
 どうして田所を傷つけるの?
 照哉くんが謝ってよ。
 田所は悪くない、全部、私が望んでることなんだから。
 田所は悪くない!」

 しゃくり上げながら、見っとも無いほど取り乱して、照哉くんを責め立てた。