「わかったようなこと言ってんじゃねぇ」 田所が低く唸る。 その背中は微動だにしないが、今にも襲いかからんばかりに殺気立っている。 「ほのかちゃんは、同意してんのか?」 照哉くんは、田所の威圧的な物言いにも、なんら怯むことなく、不自然なほど落ち着いた調子で問う。 「は? 同意してんに決まってんだろ? 照、てめぇさっきから何訳わかんねぇことばっか言ってんだよ? お前はほのかの親父か」 言って田所は、嘲るように声を上げて笑った。 嫌だ、こんな田所。 見ていられない、見たくない。