一同は百合也が指定した場所に戻った
『何もないじゃないの』
百合也は色んな気持ちが重り焦った
『は?何で…だってさっきそこに』
すると周りは…
『子供だましに付き合ってられっか』
『んな訳ねーだろ俺様が調べたキャンプ場なんだかんよ』
『あーあ無駄した。さっさ行こーぜ』
誰1人百合也の言う事を信じようとはしなかった。
それもそのハズ。さっき立っていた看板は百合也達の存在に気付いた後何者かの手によって外された事は誰も知らないのだから…
ふと百合也はバックミラーに映ったなにやら黒い物が目に入った
『ん?』
あ゛
『カマ』
…
カマ!
バックミラーに映っていたのは黒装束に身を包んだ鎌を持った男だった
『どーしよ…今の明らかおかしいよね…今時キャンプ場にカマ…』
『でもこれ言ったらどーせバカにされて』
『ろくに相手もされ…』
ふっ
『ブサイク。』
母は百合也の表情を察知していた
『は?』
低レベルすぎて意味わかんねーし…
百合也は母親の幼稚すぎる発言に対して言葉を失った
そして百合也は…決めた
私だってもう中2なんだ
意見持ったっていい
行動起こしたっていい
もーこんな所居たくない!
『ガチャッ』