チッ。
百合也は舌打ちを切った
今までいいようにされてきた我慢が限界となって百合也は一つ大人に成長した
『お前ら大概せいよ。言いたい放題言いおってからに。フッ、カスでもクズでもなんとでも言えよ』
『私があんたらの顔潰してる?』
『ふっ…ふふ…ふーん。笑わせんな。皆あたしに頼らにゃ何も出来んとからに』
白鳥百合也(14)
初ギレ初文句初反抗
百合也の言い分はまだまだ止まらなかった。
『ママは私が居なけりゃ生きていけない、私がいい成績取らなきゃ世間の派がたたない』
『いつも私を利用してきたくせに』
『パパは私を仕事場の看板娘にしてただの商売道具』
『だいたいあんたらも脳ナシだからここがどんだけ怪しそうな道か分かんねんだろ』
車内は親戚たちが引き気味となって本音が言われたようで母は少し焦った
『ゆりや〜ごめんね〜ママがいい大学に行かせてゆりやに幸せになって欲しいが為にあんなに勉強させて疲れちゃってるのね〜ゆりあの言う事は…』
うるせー!