へぇー…
意外に普通。
『今、意外に普通とか思っただろ』
『う、うん』
こぉーゆう会話も出来るんだあ(笑)
『今こぉーゆう会話も出来るんだあとか思ったろ』
『う、うん!』
アハハハハ
『お邪魔しまーす』
『入れよ俺の部屋こっち』
『俺、日宝蓮脩汰郎』
よろしく。
『なんか凄い名前だね』
『この村は自由に名字付けれるからさ、この名前はとーちゃんと母ちゃんが決めた。』
『そっちわ?』
『あたし…白鳥百合也』
『そっちの方がスゲェーだろ!』
『白鳥とか金持ちみてーな名前じゃん』
アハハハハハハハ
『俺さぁ…連続殺人繰り返したとーちゃんと薬物依存症のかーちゃんの息子なんだ』
百合也は驚いた顔を見せずにと思い息を飲み込んだ。
『そぉーゆーのってやっぱダメなのかな…』
『まっ、いんだけどな。愛されてるから』
脩汰郎は複雑そうな顔で打ち明けてくれた
『お前んちは?』
『私の家は…』
百合也は急に泣き出した。
『どうした?ごめん。何かあったか?』
脩汰郎は心配そうな顔で私を見つめる
『お父さんも、お母さんも自分達のことしか考えないでお金の為に私を利用して、たまたま出来ちゃったからって大切にしてくれないしいつもつまらない会社の話に呼ばれてただ普通の生活が送りたいだけなのに私の事なんか全然分かってない!』
『そうか、そおゆう事があったのか』
『なんとなく今日の事が分かってきたぞ…』
脩汰郎は本当に私の事を想い涙目になっていた。
『でもいいなぁーっ白鳥百合也って名前』
『なんで?由来なんか無いのよ』
『いいじゃん。名前に水鳥もいて、花の名前もある!』
『百合也にピッタリだ!』
そうか…考えた事も無かった。
『名前に恵まれてるっつー事だよ!』
『ありがとう。』
『後、さっきは守ってくれて嬉しかった!』
『そんな事ねーよ』
脩汰郎は照れていた。
大江戸滋(死亡)