「冬亜は彼氏そろそろ作らないの?」って顔を覗いてきた。
「彼氏よりも大切な人いるもーん」
そう私には誰よりも大切な人がいた。
まあ芸能人と言えば芸能人で終わるんだけど私はその人が大好きで仕方がなかった。
「出たぁ~またその人!いい加減卒業したら?」
と、言われても中々卒業できないのが現状だった。
「うーん」
逃げるように適当に返事しといた。
青愛は呆れ顔で
「もう帰るね!気をつけて!」と言って
家に向かって走って帰ってった。
はぁ…とため息が白い息と混じる。
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