「これ…龍くんの?」 「うん。あと1限だからここで寝て待ってて。何かあったら連絡して。」 「ありがとう、龍くん優しいね。」 夢は安心した顔を見せたのでほっとした。 「じゃあ、またあとで。」 「うん…待ってる。」 俺は高鳴る胸の鼓動を抑えながら保健室をあとにした。