「っあー、良い汗かいたー!」 「……」 「あれ、愁汗掻いてねぇの?」 「…適度に掻いてるよ?」 「嘘つけっ! まぁ愁が強いことは身をもって感じたわ」 ありがとなーと言いながら平助は集まり始めていた隊士の所へ教えに行った。 …アタシもまだ続けようかな。 なんせ暇だからな。 「――…次っ!」 …何故、こうなっている? 「打ち込まれても退くな!」 …何故、アタシも教えている側になっている? 「もっと覇気出せ!」 …おかしくね?