ワケがありまして、幕末にございます。







「俺をナメてもらっちゃ困る」




……そうだ、この人は“土方歳三”。


他の人とは鋭さが一味も二味も違うんだ。



なんて厄介な。



嘘を言っても絶対通用しないだろうし…しょうがない、ここは素直に言った方が良さそうだ。




「夢だったら、どうしますか。
今の、俺が…俺達が存在しているこの“今”が夢だったら。

その夢が終わったら、とか、本当ここに在るのか、とか。

自分自身覚めてほしいのかも分からないのに。

それとも、覚めたら…消えちゃうのかなぁ」




…なんか自分で話しててよく分かんなくなってきた。




「ごめん、今の忘れ
「例え夢だとしても」