ワケがありまして、幕末にございます。








「こうすると普通の青年なんですけどね〜」


「だな」


「いやはや…」




アタシ抜きでまた話し始める3人。


流石に居心地悪いよ…。




「まっ何はともあれ、これから新撰組の一員だ。

そういえば名を聞いてなかったな」




少し経ったのち、いきなりアタシに話を振ってくるもんだからちょっと焦る。




「あ…えっと、市村 (しゅう)です」


「愁君か!
愁君は何歳なんだ?」


「18です」


「18か…若いっていーなぁ」


「近藤さんもまだまだ若いですよ〜。
土方さんはオジサンですけど」


「おいどういう意味だこの野郎!」


「どういう意味って、そう意味ですよ!」


「あぁん!?」