ワケがありまして、幕末にございます。





どうしよう、貞操の危機…というか身の危険しか感じない。



ピーでも蹴ってやろうか。

と思ったけど自分の足があまりにも怠く重かったので却下した。




「は、ぁ…」




風邪特有の息苦しさに籠った熱を吐き出すとそれがまた食べられる。


長く、長く。



…。


……長過ぎじゃね?




「はーはー、ってめぇ何すんだよ」


「減らねーんだからいーだろ。
これでも俺疲れてんだよ。
慰めろ」


「島原行って来い」




決して他の誰にも頼ろうとしない土方の精一杯の甘え。



…そうと分かってても慰めろって…何か嫌だな。




「て、ちょ、てめぇ、」




ボーっとしてれば勝手な行動をし始める変態。