ワケがありまして、幕末にございます。





「…普段閉じてるクセして何でこういう時は開けてやがんだよ、目」


「何となく。
つかお前が風邪ひいても俺ほうっておくからな」


「…金やんねぇぞ」


「…大人って汚い」


「てめぇも大人だろ」


「…オッサンってきたな
「うっせぇよ。
オラ、病人は早く寝ろ」


「その病人を眠れなくしたのはアンタですけど」


「……フッ」




…ヤバい、言葉のチョイス間違った。



言った後に気付く自分の失態。



まぁいい、減るもんじゃない。



と、また1つ息を吐いた時。




「サラシ、外してやるよ」




言いながら合わせ目に手がかけられた。





「土方今日おかしいよ」





変態度が上昇している、格段に。





「うっせぇな、こういう日もあるんだよ」


「そういう日しかないだろ」