「あ゙?んだよ」
「な、何もないっスよ!
じゃ、俺稽古してきます。
愁、無理すんなよ!」
「あ、逃げんな平助!
じゃあな、愁」
「おい待てよ平助、新八!」
騒がしい奴等が出ると一気に落ち着いた空間になった。
「あいつ等はまったく…」
「まぁまぁ、騒がしいのはあいつ等なりの表現だろう。
嬉しかったんだろうな、目が覚めて。
な、トシ?」
「な、俺はそんなんじゃ…」
「ふふふ〜。
土方さんもすっごい心配してましたしね〜。
愁くん、愁くんが帰って来なかった時、土方さんどこにいたか知ってます〜?」
「えっ…と、外ですよね?」
昨日土方はそう言ってたハズだ。
「そうなんですよ〜。
愁くんが来ない、ってずっと屯所の門で待ってたんですよ〜」
「おい総司!」
「ふふふ〜愁くんが寝てる間も付きっきりだったんですから〜」
「そ、う、じ!」
「(…やっぱ副長はソッチやったのか)」
「(若いな〜…)」
これ以上騒いだら流石にマズいだろう、と皆やるべきことをする為部屋を出て行った。
…爆弾を投下して。