ワケがありまして、幕末にございます。





「……」


「普段なら一瞬で殺してあげるんだけど…ごめんね、僕だって男だからさ、たまには、ね」




ちょっと何が言いたいか解らないかな。




や、解るけど理解したくないってゆうか。




「俺、男ですけど」


「うん、僕綺麗だったらどっちでもいいから」




アタシやっぱ厄日だ、決定。




この時代大丈夫?


そっちOKの人多い気がするんですけど。







とりあえず、このままのうのうと遣られるのは嫌だ。



さぁどうする。


両手は男にそれぞれ捕まれ、腰らへんの位置で馬乗りにされている。

男に隙は無い。


…なら、隙を作ればいい。