沢山寝たからなのか目だけでなく体全体もスッキリしている、 そして多分、自分の心にあった迷い…足枷が消えたからだとも思う。 「――…何の為に刀をとるか。 何の為に強くなるか」 その声は直ぐには風に流れて散ってしまったけど…確かに強く、強く、意識を持った音だった。