ワケがありまして、幕末にございます。





「トシ!!
総司の様子は…」


「は〜い近藤さ〜ん」




なんか語尾にハートマークが付いていた様な…。

様な、ってか付いていた、断言する。


ハートマークは付いていた。



そんなラブリーな沖田さんの答え方に対して突っ込まず、




「大丈夫だったか…」




とホッ、息を吐く近藤さん。


本当に心配していたのだなと空気を吐く音がそれを伝える。




「はしゃぐな総司。

それで近藤さん、会津と桑名の連中は」


「外で待って貰ったよ。
まだ確認があるからな」


「アイツ等何だよ!
今頃来たって意味ねぇだろー!!」


「ぐぇっ……」


「どーどー左之。
平助死ぬから」




そろそろマジで可哀想。


平助は今

( ρ)

みたいな顔だな、きっと(笑)


想像して思わずフッと笑みを溢した。




「…愁、見えとんのか?」


「……当たり前、平助の死にそうな顔までバッチリ」




想像の、だけどね。