「…それでさ、さっきからちょっと疑問だったんだけど」
「はい?」
彼女が改めて私に問いかける。
「もしかして、記憶無いの」
図星で、返答が見つからなかった。
自分の事も周りの事も分からない状態。
「やっぱり…色々聞いてくれるもんだから気付いちゃったんだ」
あは、と乾いた笑いをこぼす彼女。
「ごめんなさい」
「何で謝るの、貴方は悪くないでしょう」
もう、と額を小突かれた。
「でも、やっぱり申し訳ないです。貴方は私を心配してくださっていたのに」
本心だ。
だって、色々教えてもらって、元気をもらっているのに。
「気にしないで。友達なんだからさ」
その言葉で、ああ彼女とは友達だったのかと思った。
姉や妹の線が消せずにいたため、特定が難しかった。
「はい?」
彼女が改めて私に問いかける。
「もしかして、記憶無いの」
図星で、返答が見つからなかった。
自分の事も周りの事も分からない状態。
「やっぱり…色々聞いてくれるもんだから気付いちゃったんだ」
あは、と乾いた笑いをこぼす彼女。
「ごめんなさい」
「何で謝るの、貴方は悪くないでしょう」
もう、と額を小突かれた。
「でも、やっぱり申し訳ないです。貴方は私を心配してくださっていたのに」
本心だ。
だって、色々教えてもらって、元気をもらっているのに。
「気にしないで。友達なんだからさ」
その言葉で、ああ彼女とは友達だったのかと思った。
姉や妹の線が消せずにいたため、特定が難しかった。

