その事実がわかったのはそれから数ヶ月後、大輝の家に初めて招待された時。
どこかみたことのある道と、何より私が泣いてたあの公園を通った時、私の脳裏には、あの時の男の子が鮮明に甦ってきたんだ。




ねぇ、やっぱりこれって運命だよね?


私達は中学の時に出会ってた。

あの男の子に私は凄く救われたの。
真紀ともギクシャクせずに済んだ。


もう一度会いたいと思ってたあなたと、また巡り会えていたんだね。



ねぇ、大輝。
あなたは昔から優しくて、私がピンチの時に助けてくれる、ヒーローだったね。