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ヒナちゃんとは高校も違うし、中学の頃だって常に行動を共にしていたわけじゃないから、よくわからないけど。

「そういえば。華乃って、またオトコがかわったらしいね」

って。

「あ……、うん。そうみたい」


なんだろう。

ヒナちゃんて、『オトコ』なんて言い方をするような子だったっけ。

そんな、ちょっとした違和感。

黒いアイラインも、大きなイヤリングだってそう。

わたしの知ってるヒナちゃんとは、なんだか少し違って見えた。


「じゃあね。また今度、遊ぼ。華乃にも言っておいてね」

「うん。わかった」


少し離れた場所で待つ彼氏のもとへ向かうヒナちゃんに小さく手を振った。


『和葉だってさ、好きな人ができたらわかるよ。その人の理想に近づきたい、って気持ちが』

ふと、華乃の言葉を思い出した。


ヒナちゃんも、そうだったりするのかな。