佐藤の首をつかんで、右手で修を殴った。
「毛唐!どうせ汚らしい血が入って!だからそんななんだよ。くそがきが、なめやがって」
考えられるだけの悪口雑言をあびせかけた。
ツバを修に吐くと小沼は歩き去った。
修は、ポケットから小型録音機を出すと録音を止める。
「小沼先生の30日・・・ああ、もうすぐ先生じゃなくなるんだな、ただの小沼だ」
そういうと高笑いをした。
職員室で小沼のカバンに仕掛けてある超小型GPS端末。
きちんと整理しない小沼は一生気がつかないだろう。
それは今も居場所を修に伝えてる。
イベントに協力しないだけでなく、パチンコ店や風俗店に出入りをしていたことが父母の間でも問題視され、校長は休職させることを教頭らと相談し始めた。
小沼は、歩きながら時々後ろを振り返るようになった。
「あいつがやってないなら、誰かに頼んでやったんだ、俺にはわかる。絶対犯人は佐藤だ」
誰も付けていないのを確認すると、少しの間お休みしていたパチンコ通いを、となりの駅まで電車に乗り、再開した。
そんな時、校長室にやってきた佐藤修の提出した録音機器から、とびたしてきた小沼の言葉は、細野にとって吐き気をもようすものだったにちがいない。
試験の書き換え、修を殴ったことなども校長や教頭に伝わり、細野は小沼の懲戒解雇を決めた。
小沼は高校を去った。
「毛唐!どうせ汚らしい血が入って!だからそんななんだよ。くそがきが、なめやがって」
考えられるだけの悪口雑言をあびせかけた。
ツバを修に吐くと小沼は歩き去った。
修は、ポケットから小型録音機を出すと録音を止める。
「小沼先生の30日・・・ああ、もうすぐ先生じゃなくなるんだな、ただの小沼だ」
そういうと高笑いをした。
職員室で小沼のカバンに仕掛けてある超小型GPS端末。
きちんと整理しない小沼は一生気がつかないだろう。
それは今も居場所を修に伝えてる。
イベントに協力しないだけでなく、パチンコ店や風俗店に出入りをしていたことが父母の間でも問題視され、校長は休職させることを教頭らと相談し始めた。
小沼は、歩きながら時々後ろを振り返るようになった。
「あいつがやってないなら、誰かに頼んでやったんだ、俺にはわかる。絶対犯人は佐藤だ」
誰も付けていないのを確認すると、少しの間お休みしていたパチンコ通いを、となりの駅まで電車に乗り、再開した。
そんな時、校長室にやってきた佐藤修の提出した録音機器から、とびたしてきた小沼の言葉は、細野にとって吐き気をもようすものだったにちがいない。
試験の書き換え、修を殴ったことなども校長や教頭に伝わり、細野は小沼の懲戒解雇を決めた。
小沼は高校を去った。
