修との付き合いは、順調だった。
いつも優しく穏やかだった。DVやギャンブル、酒、煙草、女・・・そういうものと無縁だった。親にも会わせたことがあるが、喜んでいたし、修はあの気難しい父親に笑顔を作らせた!
それでも美穂は、悩むことがある。
「これでいいのかなあ?結婚して子供が生まれて・・・家事と洗濯と・・・気がついたらアラフィフ?もっと遊んでおいたほうがいいかもね・・」
出版社に入社して仕事が慣れてきたころ、タイプの上司に食事に誘われた。
有能でイケメン、もてないわけがないという感じだが、たまにはいいかあ、とOKした。
2度食事に行って美味しいフレンチに舌鼓をうった。
修とは全く違う世界を提供する吉野の話は、美穂にとって楽しく今までにないわくわく感さえ感じた。
先輩の久美さんに誘われてと話すと、
「危ないわよ(笑)、気をつけないとね。遊び人だから・・・」
と意味深だ。
深夜近くに帰宅した吉野は、マンションのドアの前に黒い物体が置いてあるのを発見した。それはこれから起きることの予兆だった。
美穂が仲良くなった男性には、不幸な出来事が起きることが多かった。
付き合おうと思っているわけじゃない。
会社の付き合い。
修は干渉しない人。
メールも1日に1通くらい。
遅かったねとかどこにいるんだ!なんて言われたことがない。
だから居心地がいい。
いつも優しく穏やかだった。DVやギャンブル、酒、煙草、女・・・そういうものと無縁だった。親にも会わせたことがあるが、喜んでいたし、修はあの気難しい父親に笑顔を作らせた!
それでも美穂は、悩むことがある。
「これでいいのかなあ?結婚して子供が生まれて・・・家事と洗濯と・・・気がついたらアラフィフ?もっと遊んでおいたほうがいいかもね・・」
出版社に入社して仕事が慣れてきたころ、タイプの上司に食事に誘われた。
有能でイケメン、もてないわけがないという感じだが、たまにはいいかあ、とOKした。
2度食事に行って美味しいフレンチに舌鼓をうった。
修とは全く違う世界を提供する吉野の話は、美穂にとって楽しく今までにないわくわく感さえ感じた。
先輩の久美さんに誘われてと話すと、
「危ないわよ(笑)、気をつけないとね。遊び人だから・・・」
と意味深だ。
深夜近くに帰宅した吉野は、マンションのドアの前に黒い物体が置いてあるのを発見した。それはこれから起きることの予兆だった。
美穂が仲良くなった男性には、不幸な出来事が起きることが多かった。
付き合おうと思っているわけじゃない。
会社の付き合い。
修は干渉しない人。
メールも1日に1通くらい。
遅かったねとかどこにいるんだ!なんて言われたことがない。
だから居心地がいい。
