ギロリと。

その男…丹下 龍太郎は上級生を見下ろす。

「てめぇ…俺にくだらねぇ姦計持ちかけてきたかと思ったら、今度はこんなチビッ子にまで言い寄ってたのか…この恥知らずがっ！」

その後はもう一方的だった。

上級生の髪を掴み、腹に膝蹴り！

「うぐお…！」

くの字に折れ曲がる上級生の体。

龍太郎はそんな彼の頭を両手で抱え込み、顔面に更なる膝蹴りを連発！

顔が潰れてしまうのではないかというくらいに蹴り続ける。

事実潰れてしまった後。

「後でよぉく…」

龍太郎は拳を握り締める！

「このチビッ子に謝っとけっっっ！」

フルスイングのアッパーカット！