彼は、理想の tall man~first season~


「みんなで行って来なよ。私はもう眠くてギブだけど」


ここへ来てから何杯飲んだか?

カクテルが体の中で悪さしていた。


「マスター、今日はこの後、なんもない?」

「ねぇっちゃ、ねぇな」


尚輝が自らそんなことを聞くなんて、珍しいと思った。


「カップルの仲に割って入るっの、俺はどうかと思う主義だから、久々に朝まで飲まない?」

「おぉ!! そりゃいいな」


あーらら、珍しい。

尚輝の提案にマスターも乗っちゃったよ。


「トモちゃん、折角だけど、カラオケはマーシーと2人で行ってきなよ」

「エーッ!!」

「トモ、エーッてなんだよ!! エーッて!!」

「いやいやいやいや。なんでもナイデス。2人デだなんて光栄デスワ」


マサ君にジロリと睨まれ、智子は目を泳がせている。

私はそんな2人に、仲良くカラオケ行っておいでと、どうにか宥めた。


智子とマサ君はカラオケ。

尚輝とマスター、それから尚輝の気紛れに巻き込まれた和君も道連れで、朝まで飲みコース。

なんとなくこの後の方向性が決まり、一同帰る雰囲気。

軽く片付けをはじめ、支度とかも始まった。