「みんなで行って来なよ。私はもう眠くてギブだけど」
ここへ来てから何杯飲んだか?
カクテルが体の中で悪さしていた。
「マスター、今日はこの後、なんもない?」
「ねぇっちゃ、ねぇな」
尚輝が自らそんなことを聞くなんて、珍しいと思った。
「カップルの仲に割って入るっの、俺はどうかと思う主義だから、久々に朝まで飲まない?」
「おぉ!! そりゃいいな」
あーらら、珍しい。
尚輝の提案にマスターも乗っちゃったよ。
「トモちゃん、折角だけど、カラオケはマーシーと2人で行ってきなよ」
「エーッ!!」
「トモ、エーッてなんだよ!! エーッて!!」
「いやいやいやいや。なんでもナイデス。2人デだなんて光栄デスワ」
マサ君にジロリと睨まれ、智子は目を泳がせている。
私はそんな2人に、仲良くカラオケ行っておいでと、どうにか宥めた。
智子とマサ君はカラオケ。
尚輝とマスター、それから尚輝の気紛れに巻き込まれた和君も道連れで、朝まで飲みコース。
なんとなくこの後の方向性が決まり、一同帰る雰囲気。
軽く片付けをはじめ、支度とかも始まった。


