「これ、冷凍でしょ?」
「あんだ? ケチつけんなら、食うな」
「別にケチ付けてるワケじゃないし。ただ確認しただけだし」
「っんとに、可愛くねぇな」
「うん、良く言われるー」
「てきとーに流してんじゃねぇよ」
利点としては、ギャーギャー騒いでも、お客さんが来ない限りは、マスターがこの調子なので誰にも文句は言われない。
「バイトの人はいつ来るの?」
「そのうち来るんじゃねぇか」
「え? まさかバイトの入り時間、決まってないの?」
「来れねぇ日は、5時迄に電話しろって言ってある」
「なにそれっ!!」
「電話なかったから、今日は来ると思うけど、流石に時間までは分かんねぇな」
「昔からいい加減だと思ってたけど、酷くなってない?」
「お客来るまで、野郎と2人って、どう考えても気持ち悪ぃだろ。カズ入れたら3人だぞ」
「え? そんな理由で?」
「あん? 立派な理由だろ」
フッと笑ったマスターは、なんか飲むかと聞いて来た。
「では、烏龍茶で」
「あ?」
「だから烏龍茶だってば」


