タバコを吸い終え、リビングのソファーに、横たわった。
あまり男に頼ることをしなさそうな彼女に、つい耐え切れず、俺と付き合えないか――と、言ってしまったが。
果たして、それで良かったのだろうか?
会社の後輩の妹で、とても綺麗な子――。
初めて尚輝の家に行った時に見た彼女の印象は、特別男に媚び諂う事もなく、良く笑って良く食べて、お酒も結構強く、結構アクティブで、ただ変に頑固な所があるように思った。
男にあまり頼ろうとしない印象から、自立心は強そうで。
彼女は、ひとりで生きていこうと思えば、それが出来るタイプかも知れない。
そう思っていたが――。
彼女と今日話してみて、俺にはそれが強がりな生き方に見えてしまった。
強がりな女性ほど、弱いというか脆かったりするのが、世の常で。
そういう女性ほど、内面が物凄くデリケートで、傷つかないようにと、常に予防線を張っていたりするものだと思うから。
彼女を初めて見たあの日から、もう数年は経過したが――。
今日話してくれた彼女は、あの日からさほど変わった様には思えず、寧ろそれを聞いて、俺はどこかホッとしていた。


