世界のすべてが敵に回ったとしても

 僕は、ここで彼を殺す。











 「ははっ、じゃあ・・・特上の酒を、頼もうか」











 「ありがとうございます。すぐにお持ちします」














 もう時間がない。











 『私』は、刀を振り上げた。