世界のすべてが敵に回ったとしても

 「・・・最後の戦い、か」








 神の口から、笑みがこぼれる。










 「いいだろう、俺が勝ったら、姫様の居場所を教えてもらう。なぁに、情けはもうかけないさ・・・。あの時かけたからな・・・」









 そういうところが、好きです、神。









 「ふふっ。僕も容赦はしませんよ・・・。君が惚れてた麗姫ちゃんの、正体を見せてあげるよ」











 顔を赤くして、神は









 「捨て置け」








 といった。