世界のすべてが敵に回ったとしても

 「何を思い出している?」





 ふふっ。僕のことはすべてお見通しですか、佐助さん。






 さすがです。





 惚れ直してしまいますよ。






 あなたが、素敵すぎる人だから。






 「・・・まあいい。そろそろここもお暇だしな」




 「そうですね」




 また逃げるのか。




 足が疲れる・・・。




 「足が疲れるか?」




 「ふふっ、超能力ですか?」





 「お前の考えはすべてわかるさ」