未希side


月日は流れて
学校にも慣れてきた♪


「未希ちゃん?
どうしたの?考えごと?」


どうかな〜・・・・
考えごとっていうの?笑


「男の子ってなんでこうも
難しいのかな〜」


沙耶もそうそう!!
と何度も頷く。



「はぁ〜!?
沙耶なんか中学から
男の子をペットみたいに
連れ回してたじゃない!」



何度その男の子から
沙耶の好きなものやら
家やら連絡先やらいろいろ
聞かれてたか・・・・笑



「ちょっとやめてよ(笑)
みんな友達だったのー!
ペットって何よ・・・!笑」



あたしは
中学はバスケ一筋だから
ふつうに男の子とか
うらやましいだけだった。
シュートはうまいしー
背は高いから有利だしー



「愁はあたしにどう想って
恋ってわかるんだろう・・・」



わかんないのよ・・・・
「恋」の基準ってやつ・・・



「ちょっと未希ちゃん!
それは失礼だよっ!」



あたしは慌てて、



「違う、違う!!笑
どこからが『好き』っていう
感情なのかなって・・・・」







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